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ウルトラヴァイオレット 紹介・感想

個人的評価: ★☆☆ :1回観れば十分


『ウルトラヴァイオレット』(原題: Ultraviolet)は、2006年に公開されたミラ・ジョヴォヴィッチ主演の、SF・アクション映画です。

近未来を舞台に、ウイルス感染によって驚異的な能力を持った「超人間(ファージ)」と、彼らの撲滅を目指す「人間政府」との激しい対立を描いた物語です。

  • 制作年 :2006年
  • 時間  :94 分
  • ジャンル:SF / アクション

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あらすじ、 ストーリー、 解説

21世紀末、世界は新型ウイルスに汚染されていた。このウイルスに感染した者は、超人的な身体能力や知能を得る代償として、わずか12年の余命と吸血鬼のような牙を持つ「ファージ」へと変貌する。
人間政府は彼らを社会の脅威と見なし、根絶するための最終兵器を開発した。政府への復讐を誓うレジスタンス最強の女戦士ヴァイオレットは、その兵器の奪取を命じられる。
厳重な警備を突破し、兵器が納められたケースを奪取したヴァイオレット。しかし、そこに収容されていたのは、9歳の少年だった。
組織の命令と自らの意志の間で揺れ動きながら、彼女は政府とレジスタンスの双方から追われる身となる。残り少ない自らの命を削りながら、彼女はたった一つの「希望」を守るため、孤独で過激な戦いへと身を投じていく。

どんな方におすすめ?

お勧めできる方

  • 設定やストーリーを深く考えずに楽しめる方
  • どんな映画でも、自分で観て確かめたい方

お勧めできない方

  • 完成度の高い、緻密なストーリーを期待する方
  • 「ご都合主義」と感じやすい方

スタッフ / キャスト(登場人物)

スタッフ

  • 監督:カート・ウィマー
  • 脚本:カート・ウィマー
  • 音楽:クラウス・バデルト

主要キャスト

  • ミラ・ジョヴォヴィッチ
    ヴァイオレット役
  • キャメロン・ブライト
    シックス役
  • ニック・チンランド
    ダクサス役
  • ウィリアム・フィクナー
    ガース役
  • セバスチャン・アンドリュー
    ナーヴァ役

個人的な感想 評価

『ウルトラヴァイオレット』は、近未来的なデザインやスタイリッシュなアクション、斬新なガジェットなど、視覚的な要素には目を見張るものがあります。しかし、その実態は物語の内容が極めて薄く、非常に退屈な映画でした。「主人公が少年を守るために双方の勢力と戦うだけ」という展開が延々と続き、ストーリーに深みを感じませんでした。

あまりに退屈なので、違和感や突っ込みどころが目立ってしまいました。

序盤、主人公は「ファージ」を根絶するための最終兵器を奪取するよう命じられますが、ファージ側の目的がその兵器の抹殺(破壊)であるならば、最初からその場で破壊すれば済むはずです。なぜあえてリスクを冒してまで奪取する必要があったのか、その動機が不明確です。

また、最終兵器とされる少年を巡る描写も不自然です。彼がファージを抹殺するウイルスを持っていると知った主人公は、彼を利用して治療薬を作ることを提案します。しかし、主人公が感染してから12年の寿命を迎えようとしている間、一度もワクチンが開発されなかったというのは無理がある設定です。空間圧縮や重力操作すら可能にする超高度な近未来文明において、ワクチンの開発に12年以上を要するというのは、整合性を欠いていて不自然です。

さらに、種族の設定も違和感があります。超人的な身体能力や知能を得ているはずのファージたちが、主人公以外の人物はあまりにも簡単に倒されてしまいます。加えて、敵対組織側のシステムであるはずの「ブレスレット型クレジットカード」を主人公が平然と所持しているなど、世界観のリアリティが崩壊している場面には、「はぁ?」と首を傾げたくなります。

物語の終盤、人間側のリーダー自身が実はファージであったことや、最終兵器が実は人間側を抹殺するためのものだったことが判明しますが、展開に一貫性がなく、意味が分かりません。短命な彼らにとって、兵器を運用するよりも、ワクチンを開発して売る方がよほど合理的ではないでしょうか。

結末についても、主人公と少年が二人で歩いていく姿で幕を閉じますが、その後の行方は一切語られません。「観客に結末を委ねている」というよりも、単に投げ出したかのような印象で、もやもや感が半端ではありません。

結局のところ、本作は「スタイリッシュな映像」という皮を被っただけで、中身が空っぽな映画だと思いました。

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