個人的評価: ★★☆ :忘れたころに観たい
『ソードフィッシュ』(原題: Swordfish)は、2001年に公開されたジョン・トラヴォルタとヒュー・ジャックマン主演の、クライム・アクション・サスペンス映画です。
目的のためなら手段を選ばない謎の男が、政府の巨額の裏金を奪うため、仮釈放中で保護観察下の天才ハッカーを脅して限界のハッキングに挑ませる物語です。
- 制作年 :2001年
- 時間 :99 分
- ジャンル:アクション / サスペンス
DVD、ブルーレイ購入
あらすじ、 ストーリー、 解説
かつて世界最強のハッカーと呼ばれたスタンリーは、FBIの囮捜査に嵌まり、電子機器への接触を一切禁じられる過酷な生活を送っていた。愛する娘の養育権を取り戻したい一心で孤独に耐える彼の前に、謎の美女ジンジャーが現れる。彼女は、ある仕事を引き受ければ多額の報酬と娘の親権を約束すると持ちかける。
連れて行かれた先にいたのは、圧倒的なカリスマ性と冷酷さを併せ持つ謎の男ガブリエルだった。彼の目的は、かつて政府が極秘に蓄積し、現在は麻薬取締局(DEA)の隠し口座に眠っている95億ドルもの巨額予算「ソードフィッシュ」を奪取すること。ガブリエルは、世界最高峰のセキュリティを突破するためにスタンリーの腕を必要としていた。
スタンリーは、自らの信念と娘への想いの間で葛藤しながらも、超高速でのパスワード解読や、多次元的なハッキング・プログラムの構築に挑む。しかし、事態は単なる強盗事件に留まらなかった。ガブリエルの背後には国家レベルの巨大な陰謀が渦巻いており、FBIもまた独自の動きを見せていた。
ガブリエルが説く「悪を滅ぼすための、より大きな悪」という歪んだ正義。そして、二重三重に張り巡らされた罠。スタンリーは、自分が利用されているのか、それとも大きなシナリオの一部なのかも分からぬまま、未曾有のテロ計画に巻き込まれていく。人質を取られ、究極の選択を迫られたスタンリーが目にする、予測不能な事態の幕開けとは。
どんな方におすすめ?
お勧めできる方
- クライム・アクション映画は好きな方
- 二転三転する展開を求める方
お勧めできない方
- リアルなハッキング描写を求める方
- 緻密なストーリー展開や整合性を重視する方
「ご都合主義」と感じやすい方 - 暴力シーンが苦手な方
スタッフ / キャスト(登場人物)
スタッフ
- 監督:ドミニク・セナ
- 脚本:スキップ・ウッズ
- 音楽:クリストファー・ヤング / ポール・オーケンフォールド
主要キャスト
- ジョン・トラヴォルタ
ガブリエル役 - ヒュー・ジャックマン
スタンリー役 - ハル・ベリー
ジンジャー役 - ドン・チードル
ロバーツ役
個人的な感想 評価
*ネタばれが含まれる可能性があります。
私は評論家ではありません。映画を観たままの個人的な感想です。ご了承ください。
評価: ★★☆
★★★:何度でも観たい
★★☆:忘れたころに観たい
★☆☆:1回観れば十分
ご提示いただいた感想文を、丁寧な「です・ます」調(敬体)に整えた完成版です。
序盤、人質に巻き付けられた爆弾が爆発します。いきなり突きつけられる残酷で衝撃的な展開に、思わず躊躇してしまいます。
この爆弾が炸裂する瞬間、カメラが衝撃波を追い越すように周囲を旋回する手法は「バレットタイム(マシンガン撮影)」と呼ばれています。600台以上のカメラを駆使して撮影されたこのシーンは、公開から年月が経った現在でも、アクション映画における伝説的なオープニングの一つとして語り継がれているようです。
また、悪役ともヒーローとも言い切れないガブリエルのキャラクターが強烈です。冒頭、映画『狼たちの午後』を引き合いに出して「ハリウッド映画のリアリティのなさ」を批判する独白から始まり、自らのテロ行為を「より大きな悪を滅ぼすための正義」と説く彼のカリスマ性は、観客の倫理観を揺さぶります。
劇中、ガブリエルがスタンリーに対し「見えているものが真実とは限らない」と語る場面があります。彼は手品の技法である「ミスディレクション(視線逸らし)」を標榜しているようですが、それがストーリー自体にも巧みに組み込まれています。状況を二転三転させ、何が本当か分からなくなるような誘導がなされていきます。
しかし、その展開は結局のところ、作り手に都合の良い「ご都合主義」に感じられる場面もあります。ハッキングの手法にしても、あくまで映画的な演出であり、実際には無理があるでしょう。
それでも、細かい理屈は抜きにして、スタイリッシュな映像と俳優のカリスマ性を楽しむ映画だとおもいます。


コメント