個人的評価: ★★☆ :忘れたころに観たい
『陰陽師Ⅱ』(おんみょうじⅡ)は、2003年に公開された野村萬斎主演の、時代劇・ファンタジー 映画です。2001年『陰陽師』の続編です。
平安時代の京の都を舞台に、当代一の陰陽師である安倍晴明が、源博雅と共に都で起こる不気味な出来事や、もののけによる事件を解決していく物語です。
- 制作年 :2003年
- 時間 :113 分
- ジャンル:時代劇 / ファンタジー
DVD、ブルーレイ購入
あらすじ、 ストーリー、 解説
平安時代の京の都。世は安倍晴明(野村萬斎)が当代随一の陰陽師として名を馳せる時代だが、都には不穏な空気が漂っていた。日食が起こり、その直後から貴族たちが鬼に襲われ、無残に食い殺される事件が続発する。
源博雅(伊藤英明)は、親友である晴明に助けを求め、二人は共に事件の調査に乗り出す。犯人の鬼は、かつて都を震撼させた鬼とは異なり、高い知能と特定の狙いを持っているようであった。
調査を進める中で、晴明と博雅は、謎の術師・幻角(中井貴一)と、美しいが謎めいた女性・日美子(深田恭子)の存在に辿り着く。
事件の裏には、古代から続く大和と出雲の国の深い確執と、日本神話の根幹に関わる「ヤマタノオロチ」の伝説が隠されていた。鬼の正体、幻角の真の目的、そして日美子の運命が複雑に絡み合い、物語は古代からの因縁が解き放たれる戦いへと向かっていく。
どんな方におすすめ?
お勧めできる方
- 陰陽師、呪術に興味のある方
- 平安時代をテーマにした物語に興味がある方
- 前作を気に入った方
お勧めできない方
- 残酷な描写が苦手な方
残酷な描写は少ないですがあります。 - CGのクオリティを重視する方
- 「ご都合主義」と感じやすい方
スタッフ / キャスト(登場人物)
スタッフ
- 監督:滝田洋二郎
- 脚本:江良至 / 夢枕獏 / 滝田洋二郎
- 音楽:梅林茂
主要キャスト
- 野村萬斎
安倍晴明 役 - 伊藤英明
源博雅 役 - 今井絵理子
蜜虫 役 - 深田恭子
日美子 役 - 中井貴一
幻角 役 - 古手川祐子
月黄泉 役 - 市原隼人
須佐 役 - 鈴木ヒロミツ
平為成 役 - 山田辰夫
三善行憲 役 - 伊武雅刀
藤原安麻呂 役
個人的な感想 評価
*ネタばれが含まれる可能性があります。
私は評論家ではありません。映画を観たままの個人的な感想です。ご了承ください。
評価: ★★☆
★★★:何度でも観たい
★★☆:忘れたころに観たい
★☆☆:1回観れば十分
この映画の魅力は、主演の野村萬斎が演じる安倍晴明にあります。狂言師としての確かな技術に裏打ちされた演技、流麗な台詞回し、そして彼以外には表現し得ないであろう独特の雰囲気。まさに「はまり役」です。
しかし、今回の物語には個人的に不満を感じた点がありました。神話のヤマタノオロチという壮大なテーマを取り入れていますが、スケールが大きすぎた印象です。古代の大和と出雲の因縁を背景としながらも、京での事件解決を急ぐあまり、物語の進行にはご都合主義的だと感じてしまう場面がありました。
それは出雲の国への移動シーンです。現在の島根県にあたる場所への旅が、まるで近所への外出のように一瞬で描写されています。もし安倍晴明が特別な妖術で移動したのだとしても、その描写が一切ないため、強い違和感を覚えました。これにより、本来ならば重要な意味を持つはずの「出雲」という土地の重みが損なわれてしまっている点は、非常に残念です。
クライマックスの戦闘シーンも、期待に反してあっさりと終結してしまいます。個人的には、もっと迫力のある呪術戦や立ち回りを期待していたため、拍子抜けしました。
これらの不満点はありましたが、前作もそうですが、また野村萬斎演じる安倍晴明を観たいと思わせてくれる不思議な映画です。
この映画は、前作同様、平安時代という舞台背景、野村萬斎演じる安倍晴明の独特な雰囲気と妖術の世界観を堪能するための作品だと思います。


コメント