個人的評価: ★★★ :何度でも観たい
『マイノリティ・リポート』(原題: Minority Report)は、2002年に公開されたトム・クルーズ主演の、SF・サスペンス・アクション映画です。
犯罪予知システムを駆使して事件を未然に防いでいた刑事が、ある日、自分が未来の殺人犯だと予知されてしまう。彼は自らの潔白を証明するため、逃亡しながら巨大なシステムの闇に立ち向かう物語。
- 制作年 :2002年
- 時間 :146 分
- ジャンル:SF / サスペンス / アクション
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あらすじ、 ストーリー、 解説
2054年、アメリカのワシントンD.C.。この都市では、特殊な予知能力者「プリコグ」のビジョンに基づき、未来に起こる殺人事件を未然に防ぐ「プリクライム」という画期的なシステムが導入されていた。これにより、殺人事件は過去6年間発生していない。
ジョン・アンダートン(トム・クルーズ)は、プリクライム部門を率いる有能な刑事である。彼はシステムを深く信奉し、愛する息子を失った過去の悲劇を乗り越えるかのように、仕事に没頭していた。
ある日、新たな殺人事件の予知映像が映し出される。映像が示す未来の殺人犯は、他ならぬアンダートン自身であった。被害者はおろか、殺害の動機すら全く身に覚えがないアンダートンは動揺する。
システムを盲信していた彼は一転、自分が無実であることを証明するため、同僚や追っ手から逃亡を図る。プリコグの予知には「マイノリティ・リポート(少数報告)」と呼ばれる、他の二人とは異なる予知が存在する可能性があることを知った彼は、その決定的な証拠を探し始める。
追跡をかわしながらシステムの裏側を調査する中で、アンダートンはプリクライムの創設に関わる深い陰謀や、過去に隠蔽されてきた事件の存在に直面していく。彼は予知された未来を変えることができるのか、そしてシステムの闇に隠された真実とは何なのか、戦いと逃亡を続ける。
どんな方におすすめ?
お勧めできる方
- 知的でスリリングなSF映画を求めている方
- サスペンス・アクション映画が好きな方
- トム・クルーズ、又はスティーヴン・スピルバーグ監督のファン
お勧めできない方
- 複雑な設定を考えるのが苦手な方
- 暴力シーンが苦手な方
スタッフ / キャスト(登場人物)
スタッフ
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 脚本:ジョン・コーエン / スコット・フランク
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
主要キャスト
- トム・クルーズ
ジョン・アンダートン役 - サマンサ・モートン
アガサ役(プリコグ) - コリン・ファレル
ダニー・ウィットワー役 - マックス・フォン・シドー
ラマー・バージェス役
個人的な感想 評価
*ネタばれが含まれる可能性があります。
私は評論家ではありません。映画を観たままの個人的な感想です。ご了承ください。
評価: ★★★
★★★:何度でも観たい
★★☆:忘れたころに観たい
★☆☆:1回観れば十分
犯罪が起こる前に犯人を逮捕するというテーマは、非常に興味深いです。
システムを使用して捜査する側が、まさか犯人になってしまうという展開も、「なぜ自分が?どうして?」という謎がスリリングで、最後まで飽きません。
未来の描写であった、街中いたるところに設置されたスキャンシステムは、もし実用化されたらと考えると、個人情報が筒抜けでプライバシーが完全に失われそうで迷惑だと感じます。実現しないでほしいと思いました。
『マイノリティ・リポート』は、一見すると完璧な犯罪予防システムが、実は人間の悪意によっていかに容易に悪用されうるかを描いた、非常に考えさせられるSF映画でした。
殺人事件を未然に防ぐ「プリクライム」は理想的なシステムに見えますが、その予知は絶対的な未来ではなく、状況次第で誘導可能であるという点が恐ろしいです。
「システムをうまく利用、誘導して、自分に不都合な人間を犯人に仕立て上げる」という手段が作中に存在したことで、完璧に見えるテクノロジーも、それを運用する人間の欲望や欠陥の前には無力であることが示されています。テクノロジーの進化と倫理について深く考えさせられる、興味深い映画だと思いました。


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