個人的評価: ★★★ :何度でも観たい
『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』(英題: Mobile Suit Gundam 0083: Stardust Memory)は、1991年から1992年にかけて制作された「ガンダムシリーズ」のOVA作品です。
全13話構成で、私が購入したものはVol.1~Vol.4の4巻構成で販売されたDVDです。
核搭載ガンダムを奪ったジオン残党のアナベル・ガトーと、彼を追う連邦軍の新人パイロット、コウ・ウラキが、地球圏の運命を懸けて激突する物語。
- 制作年 :1991~1992年
- 時間 :Vol.1 114 分、Vol.2 88 分、Vol.3 86 分、Vol.4 88 分
- ジャンル:SF / アクション / アニメ
DVD、ブルーレイ購入
あらすじ、 ストーリー、 解説
宇宙世紀0083年。一年戦争の終結から3年、地球連邦軍は軍再建計画の一環として、新型MS(モビルスーツ)「ガンダム試作1号機」および「試作2号機」を開発した。
オーストラリアのトリントン基地にて、これら2機の性能テストが行われようとしたその時、ジオン軍残党「デラーズ・フリート」のエース、アナベル・ガトーが基地を強襲する。ガトーの目的は、南極条約で禁じられた核兵器を搭載する試作2号機の強奪であった。偶然その場に居合わせた連邦軍のテストパイロット、コウ・ウラキは、残された試作1号機に乗り込み、ガトーを阻止すべく追撃を開始する。
2号機の奪還に失敗したコウたちは、強襲揚陸艦アルビオンと共に追撃の任務に就く。しかし、その背後ではデラーズ・フリートによる大規模な軍事計画「星の屑作戦」が着実に進行していた。
コウは、ガンダムの専属エンジニアであるニナ・パープルトンとの衝突や交流、そして宿敵ガトーとの死闘を経て、一人の兵士として成長を遂げていく。一方、連邦軍内部の権力闘争や、ジオン残党シーマ・ガラハウの暗躍が絡み合い、事態は地球圏全体を揺るがす未曾有の危機へと加速していく。
全13話構成(DVDの場合)
<Vol.1>
- 第1話:ガンダム強奪
- 第2話:終わりなき追撃
- 第3話:出撃アルビオン
- 第4話:熱砂の攻防戦
<Vol.2>
- 第5話:ガンダム、星の海へ
- 第6話:フォン・ブラウンの戦士
- 第7話:蒼く輝く炎で
<Vol.3>
- 第8話:策謀の宇宙
- 第9話:ソロモンの悪夢
- 第10話:激突戦域
<Vol.4>
- 第11話:ラビアンローズ
- 第12話:強襲、阻止限界点
- 第13話:駆け抜ける嵐
登場モビルスーツ
<連邦>
- ガンダム試作1号機ゼフィランサス RX-78GP01
- ガンダム試作1号機・フルバーニアン RX-78GP01Fb
- ガンダム試作2号機サイサリス RX-78GP02A
- ジム改 RGM-79C
- パワード・ジム RGM-79
- ザクⅡF2型(連邦軍仕様)MS-06F2
- ジム・カスタム RGM-79N
- ジム・キャノンⅡ RGC-83
- ガンダム試作3号機ステイメン RX-78GP03S
- ガンダム試作3号機デンドロビウム RX-78GP03
<ジオン>
- ザクⅡF2型 MS-06F2
- ドム・トローペン MS-09F/TROP
- ザメル YMS-16M
- ゲルググM(メリーネ) MS-14F
- ドラッツェ MS-21C
- ヴァル・ヴァロ MA-06
- ノイエ・ジール AMA-X2
- ガーベラ・テトラ AGX-04
- リック・ドムⅡ MS-09R-2
どんな方におすすめ?
お勧めできる方
- ガンダムシリーズのファン(特に一年戦争が好きな方)
お勧めできない方
- ガンダムに興味がない方
独立した物語ですが、ガンダム特有の設定や用語、背景知識があった方がより深く楽しめるため、全く興味がない場合はハードルが高く感じられる可能性があります。 - アニメに興味がない方
スタッフ / キャスト(登場人物)
スタッフ
- 監督:加瀬充子(1~7話)/ 今西隆志(2~13話)
- 脚本:五武冬史(1~4話)/ 遠藤明範(5, 6話)/ 大熊朝秀(7, 8, 10, 12, 13話)/ 高橋良輔(9, 11話)
- 音楽:萩田光雄
主要キャスト
- 堀川亮
コウ・ウラキ役 - 佐久間レイ
ニナ・パープルトン役 - 大塚明夫
アナベル・ガトー役 - 大塚周夫
エイパー・シナプス役 - 菅原正志
サウス・バニング役 - 山田義晴
チャック・キース役 - 茶風林
ベルナルド・モンシア役 - 幹本雄之
チャップ・アデル役 - 戸谷公次
アルファ・A・ベイト役 - 伊倉一恵
モーラ・バシュット役 - 小林清志
エギーユ・デラーズ / ナレーター役 - 真柴摩利
シーマ・ガラハウ役
個人的な感想 評価
*ネタばれが含まれる可能性があります。
私は評論家ではありません。映画を観たままの個人的な感想です。ご了承ください。
評価: ★★★
★★★:何度でも観たい
★★☆:忘れたころに観たい
★☆☆:1回観れば十分
本作は、数あるガンダムシリーズの中でも、お気に入りの一つです。
物語の舞台は、一年戦争から3年後の宇宙世紀0083年です。終盤に描かれるティターンズの結成秘話など、その後の『機動戦士Zガンダム』へと繋がる歴史的背景が緻密に補完されています。ハマーン・カーンも一瞬ですが登場します。
主役となる「GPシリーズ」は、アナハイム社が当時の最先端技術を注ぎ込み、「最強のガンダム」を目指して開発した実験機群です。このGPシリーズをはじめ、パワード・ジムやジム・カスタム、ゲルググM、ガーベラ・テトラといった、ゲームでも非常に人気が高い(個人的に勝手にそう思っています)魅力的な機体が数多く登場するのも、本作の大きな見どころです。
近年のファンタジー色の強い作品とは異なり、あくまで「兵器」としてのガンダムや、軍内部の政治工作、そしてプロの軍人たちの生き様が描かれた硬派な作風が特徴です。パイロットたちも、超能力的な「ニュータイプ」ではなく、自らの技量でぶつかり合う「戦士」として描かれており、そこに強い魅力を感じます。
一方で、ヒロインであるニナ・パープルトンの設定には違和感が残りました。物語の終盤、彼女とアナベル・ガトーに交際経験があったことが明かされますが、序盤でガトーの名が出た際にはそのような素振りが一切見られません。この展開は唐突で、後から付け加えられたような印象を受けてしまったのが残念です。
一部の設定に不満はあるものの、ファーストガンダムの時代背景を汲み、一年戦争時の機体から正当な進化を遂げたモビルスーツと緻密な描写は、「硬派な戦闘物アニメ」として、今なお色褪せない魅力を放っている作品だと思います。


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