個人的評価: ★★☆ :忘れたころに観たい
『エネミー オブ アメリカ』(原題: ENEMY of the STATE)は、1998年(日本は1999年)に公開されたウィル・スミス主演の、アクション・スリラー映画です。
ウィル・スミス演じる弁護士ディーンが、巨大な国家権力の陰謀に巻き込まれ、最新の監視技術を駆使した追跡から逃れ、真実を暴くため奮闘する物語です。
- 制作年 :1998年
- 時間 :132 分
- ジャンル:アクション / スリラー
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あらすじ、 ストーリー、 解説
ウィル・スミス演じる弁護士、ロバート・ディーンは、ある日、自分が関わりのない政治的な陰謀に巻き込まれてしまう。
盗聴や監視技術を駆使する国家安全保障局(NSA)の高官たちが、ある法案の通過を巡って上院議員を暗殺したのだが、その証拠となる映像がディーンの手に渡ってしまったのだ。
ディーンは、自分が何者かに追われていることさえ理解できないまま、キャリアも家庭も全てを失い、社会的に抹殺されていく。街中のあらゆる場所で盗聴され、監視され、居場所を特定されてしまう恐怖に苛まれる。
状況が全く分からずパニックに陥るディーンを助けるため、ジーン・ハックマン演じる元NSAの秘密工作員、ブリルが登場する。ブリルはディーンに、NSAがいかに非合法な手段で個人を監視し、都合の悪い人間を消していくかを教える。
ブリルの指導のもと、ディーンは監視網をかいくぐりながら、証拠の映像を公開し、自身の無実を証明しようと奔走する。ディーンとブリルは協力して、巨大な権力と、目に見えないハイテクな監視体制に立ち向かうための、巧妙な罠を仕掛けることになる。
彼らは、果たしてこの絶望的な状況を打破できるのか。
どんな方におすすめ?
お勧めできる方
- 「巨大な権力に監視・追跡される恐怖」をエンタメとして楽しめる方
- スパイ・アクションや政治サスペンスが好きな方
- ウィル・スミスやジーン・ハックマンのファン
お勧めできない方
- リアリティを重視しすぎる方
映画的な演出や、NSAの能力が少し誇張されていると感じるかもしれません。
スタッフ / キャスト(登場人物)
スタッフ
- 監督:トニー・スコット
- 脚本:デビッド・マルコーニ
- 音楽:トレバー・ラビン
主要キャスト
- ウィル・スミス
ロバート・ディーン役:主人公。弁護士。 - ジーン・ハックマン
ブリル役:元NSA局員。 - ジョン・ボイド
レイノルズ役:NSAの副長官。 - レジーナ・キング
カーラ・ディーン役:ディーンの妻。 - ローレン・ディーン
ヒックス役:NSA職員。 - ジェイク・ビジー
クルーグ役:NSA工作員。 - バリー・ペッパー
プラット役:NSA工作員。 - ガブリエル・バーン
偽ブリル役:偽ブリル。 - リサ・ボネット(レイチェル役):情報屋。ディーンとは過去に付き合っていた。
個人的な感想 評価
*ネタばれが含まれる可能性があります。
私は評論家ではありません。映画を観たままの個人的な感想です。ご了承ください。
評価: ★★☆
★★★:何度でも観たい
★★☆:忘れたころに観たい
★☆☆:1回観れば十分
現代は、あらゆる場所に監視カメラが設置され、まさに「監視社会」と言える状況です。この映画は、その現代の監視社会を予見したかのようなテーマを扱い、非常に興味深い作品です。監視社会は、犯罪を減らす可能性を持つ一方で、監視システムが悪用される危険性もはらんでおり、本作はそのことへの警鐘を鳴らしているとも言える物語です。
1998年の作品でありながら、現在では当たり前となった監視カメラ、GPS追跡、盗聴といった技術の脅威をリアルに描き出しています。主人公が国家安全保障局(NSA)の徹底的な監視から逃れようとする緊迫した展開は、もし自分がこれほど監視されたらという恐怖感と共感を呼び起こし、物語に強く引き込まれた物語でした。
ジーン・ハックマン演じる元NSA局員のブリルの存在がカッコいいです。ウィル・スミス演じるロバート・ディーンは、優秀ながらも「監視社会」の現実に全く無知なごく普通の現代人です。一方、ブリルはその監視のメカニズムを知り尽くした「プロフェッショナル」です。この二人のコンビネーションこそが、この映画を面白くしている大きな要因だと思いました。

