個人的評価: ★☆☆ :1回観れば十分
『デイ・ウォッチ』(原題: Дневной дозор、英題: Day Watch)は、2006年に公開されたコンスタンチン・ハベンスキー主演の、ダーク・ファンタジー・アクション映画です。
2004年に公開された『ナイト・ウォッチ』の続編です。
主人公アントン・ゴロデツキーは、光と闇の間の休戦協定を維持するため、闇の異種を監視する「ナイト・ウォッチ」の任務に就いている。続編となる本作では、世界の運命を左右する「運命のチョーク」を巡る物語です。
- 制作年 :2006年
- 時間 : 146 分
- ジャンル:ファンタジー / アクション
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あらすじ、 ストーリー、 解説
光の者(ナイト・ウォッチ)として闇を監視するアントン。彼には、強大な力を持つ「偉大な異種」であるにもかかわらず、皮肉にも闇の勢力を選んでしまった息子イゴールがいた。
平凡な人間界に潜み、数百年にわたり保たれてきた光と闇の「異種」たちの均衡。しかし、人間を狙った連続襲撃事件が発生! アントンは現場で、その犯人がまさかの息子イゴールであることを知る。
過去の過ちが招いたこの運命。アントンは、歴史を塗り替えられるという伝説のアイテム「運命のチョーク」を求め、モスクワを奔走する。一方、災いを呼び込む能力を持つスヴェトラーナは、自らの力を制御するために光の戦士として覚醒していく。
親子の宿命的な対立、そして過去への後悔が、世界の運命を揺るがす。
光と闇、それぞれの「ウォッチ」が激突する中、アントンが下す究極の選択とは――?
どんな方におすすめ?
お勧めできる方
- ダーク・ファンタジーやゴシックな世界観が好きな方。
- 複雑で難解なストーリーを楽しめる方:説明不足な点が多く、観客に解釈を委ねる部分があります。
- セルゲイ・ルキヤネンコの原作小説のファン。
- ナイト・ウォッチ』(前作)を気に入った方。
お勧めできない方
- 分かりやすいハリウッド式エンターテイメントを期待する方。
- グロテスクな描写やホラー要素が苦手な方。
- スピーディーなアクションを求める方。
- 前作『ナイト・ウォッチ』を見ていない方。
スタッフ / キャスト(登場人物)
スタッフ
- 監督:ティムール・ベクマンベトフ
- 脚本:セルゲイ・ルキヤネンコ / ティムール・ベクマンベトフ / アレクサンダー・タラル
- 音楽:ユーリ・ポテイェンコ
主要キャスト
- コンスタンチン・ハベンスキー
アントン役:主人公。光の勢力 ナイト・ウォッチ。 - マリア・ポロシナ
スヴェトラーナ役:「偉大なる異種」としての潜在能力を持つ女性。 - ウラジミール・メニショフ
ゲッサー役:ナイト・ウォッチのリーダー。 - ガリーナ・チューニナ
オリガ役:フクロウの姿に変えられていた、アントンのサポート役の女性。 - ディマ・マルティノフ
イゴール役:アントンの息子。前作の出来事がきっかけで闇の異種として覚醒し、父アントンと対立する。
個人的な感想 評価
*ネタばれが含まれる可能性があります。
私は評論家ではありません。映画を観たままの個人的な感想です。ご了承ください。
評価: ★☆☆
★★★:何度でも観たい
★★☆:忘れたころに観たい
★☆☆:1回観れば十分
『ナイト・ウォッチ』の続編である本作『デイ・ウォッチ』も、前作に続き「よくわからない映画」という感想に終わりました。
前作は、光と闇のどちらか一方に決定的な勝利をもたらす力を持つ「偉大なる異種」をめぐる物語でした。前作の結末では、その「偉大なる異種」が主人公アントンの息子であることが判明し、息子は「闇」に属することを選択したところで物語は幕を閉じています。
そのため、続編である『デイ・ウォッチ』では、「偉大なる異種」の力によって闇の勢力が光の勢力を圧倒していくような展開を予想していました。しかし、実際に描かれた「偉大なる異種」の能力はそれほど強力なものとは感じられず、拍子抜けしてしまいました。さらに、光の勢力側にも「偉大なる異種」と思われる人物が登場し、物語にちぐはぐ感が生じています。前作で示唆された「予言」とは何だったのかと疑問に感じざるを得ません。
今作のメインプロットは、世界の運命を左右する「運命のチョーク」をめぐる争いへとすり替わっていますが、この展開にも納得がいきません。主人公が保管室で偶然「運命のチョーク」の資料を発見し、それを手に入れようと行動を開始した経緯は理解できます。しかし、なぜ突然、闇の勢力もそれを手に入れようと動き出し、争奪戦になるのかが不明瞭であり、展開が強引だと感じられます。
原作に「運命のチョーク」が登場するのかは分かりませんが、まるで全三部作の物語をこの二作目で無理に完結させようと用意した、取ってつけたようなシナリオに見えてしまいます。
物語の展開全体も、意味の分からない話や場面が適当にちりばめられている印象で、観客は完全に置き去りにされます。例えば、肉屋の主人がなぜ仲間を殺したのかといった個別のエピソードも全く意味不明です。その他、登場人物たちも、それぞれの役割や行動原理が深く掘り下げられていないため、感情移入もできません。
原作を知っていれば楽しめるのかもしれませんが、原作を知らない私にとって、本作は世間での評価とは逆で、全く意味が分からない、つまらない映画という感想です。

