個人的評価: ★☆☆ :1回観れば十分
『ケイブマン』(原題: The Caveman’s Valentine)は、2001年(日本 2002年)に公開されたサミュエル・L・ジャクソン主演の、サスペンス・ミステリー映画です。
統合失調症を患いながらも鋭い洞察力を持つホームレスの男性が、近隣で起こった殺人事件の真相を追う物語です。
- 制作年 :2001年
- 時間 :105 分
- ジャンル:サスペンス / ミステリー
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あらすじ、 ストーリー、 解説
ニューヨークの公園で暮らすホームレス、ロムルス・レッドクリフは、かつて天才的なピアニストだったが、現在は統合失調症を患っている。彼は「洞窟」と呼ぶ木の上に住み、妄想と現実の狭間で日々を過ごしている。
ある雪の降るバレンタインデーの朝、ロムルスは自分の「洞窟」のすぐ外で、若いホームレスの男性の凍死体を発見する。遺体は、彼が可愛がっていた仲間だった。警察は単なる凍死(もしくは薬物の過剰摂取による事故死)として処理しようとするが、ロムルスは遺体の首筋に残る奇妙な噛み跡や状況から、これが殺人事件だと直感する。
ロムルスは、自分が見た幻覚や、頭の中に響く「悪魔」の声に苦しめられながらも、持ち前の鋭い洞察力と記憶力を駆使して独自に捜査を開始する。彼は死んだ若者が最近写真家として成功したばかりだったことを突き止め、彼の周辺を探り始める。
捜査を進める中で、ロムルスは被害者が交流していたマンハッタンの上流社会の人物たちに近づいていく。そこには、被害者が撮影した写真の被写体となった、著名な芸術家や富裕層の人間関係が浮かび上がってくる。ロムルスは、彼らの中に真犯人がいると確信し、時には自身の娘である刑事の助けを借りながら、事件の核心へと迫っていく。
どんな方におすすめ?
お勧めできる方
- ミステリーが好きな方
- 妄想癖(統合失調症)のある主人公視点での謎解きに興味がある方
主人公ロムルスの混乱した視点を通して事件の真相に迫るという、独特なミステリー体験に興味がある方 - 欧米の文化的な背景に基づいた「妄想」の描写に興味がある方
日本人には馴染みが薄い「悪魔」や「監視」といった具体的な幻覚・妄想描写がどのように映像化されているか、文化的な違いを含めて楽しめる方
お勧めできない方
- 明るくポジティブな映画を見たい方
- 深く考えずに楽しめる映画を求めている方
スタッフ / キャスト(登場人物)
スタッフ
- 監督:キャシー・レモンズ
- 脚本:ジョージ・ドーズ・グリーン
- 音楽:テレンス・ブランチャード
主要キャスト
- サミュエル・L・ジャクソン
- コルム・フィオール
- アン・マグナソン
- アーンジャニュー・エリス
個人的な感想 評価
*ネタばれが含まれる可能性があります。
私は評論家ではありません。映画を観たままの個人的な感想です。ご了承ください。
評価: ★☆☆
★★★:何度でも観たい
★★☆:忘れたころに観たい
★☆☆:1回観れば十分
正直なところ、私には非常によく分からない、難解な映画でした。
この映画は、統合失調症(と思われる)妄想癖のあるホームレスの元天才ピアニストが、自身が暮らす洞窟の前で起こった殺人事件の真相を解き明かしていく物語です。
個人的な感想としては、事件の謎解きミステリーというよりも、主人公の独特すぎる世界観の理解に終始苦労し、結果として楽しめない映画でした。
まず、主人公が「統合失調症」だという前提が映画内で明確に語られていません。娘が「妄想癖がある」と語る台詞はありますが、それだけで彼の奇妙な行動や幻覚描写が病気によるものだと判断するのは難しいと感じました。
そもそも、統合失調症がどのような病気なのか予備知識がない方にとっては、主人公に共感することは難しく、むしろ見ている側が混乱させられます。
彼の幻覚の世界観も、日本人にはなじみのない描写が多く、イメージしづらいものでした。「羽のついた生物」は悪魔なのか、謎の女性は何を意味するのか、建物から監視されている感覚や光線の描写など、理解に苦しむ点が多くありました。さらに、これらの描写が見ようによってはファンタジー的な特殊能力にも見えてしまい、余計に状況が把握しづらかったです。
このような幻覚の描写が多用されているため、ミステリーとしての物語が頭に入ってきませんでした。私的には、これらの描写は邪魔な演出にしか感じられず、最後まで作品の世界に入り込めませんでした。
見る人を選びそうな映画だと思います。


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