個人的評価: ★☆☆ :1回観れば十分
『冒険王』(原題: 冒險王、英題:Dr. Wai in “The Scripture with No Words”)は、1996年に公開されたジェット・リー主演の、アクション・アドベンチャー映画です。
1930年代の中国を舞台に、考古学者であり「冒険王」の異名を持つワイズリー博士が、中国政府から依頼を受け、世界を支配する力を持つと言われる伝説の聖典が納められた箱を探す冒険物語です。
- 制作年 :1996年
- 時間 :91 分
- ジャンル:アクション / アドベンチャー
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あらすじ、 ストーリー、 解説
1934年、混乱期の中国。考古学者にして類まれな武術の達人、「冒険王」ことワイ博士(ジェット・リー)は、政府から密命を受ける。それは、手にした者に強大な力を与えるという伝説の「経箱」を探し出すことだった。
助手のパオ(金城武)と共に調査を進めるワイの前に、「経箱」を狙う日本軍の特務機関や、謎の女刺客率いる暗殺組織が立ちはだかる。舞台は上海の租界から、幾重もの罠が仕掛けられた巨大な古墓へと移り、一行は絶体絶命の危機に何度も直面していく。
「経箱」に隠された真実とは何なのか。欲望と策略が渦巻く中、人類の運命を左右する壮絶な争奪戦が幕を開ける。
*日本公開版がのあらすじです。オリジナルの香港公開版とは異なります。
どんな方におすすめ?
お勧めできる方
- ジェット・リー、金城武の共演映画を観てみたい方
- どんな映画でも、自分で観て確かめたい方
お勧めできない方
- ジェット・リーのリアルなアクションを期待する方
- 本格的なアドベンチャー映画を期待する方
- ストーリーの整合性や完成度を重視する方
スタッフ / キャスト(登場人物)
スタッフ
- 監督:チン・シュウトン
- 脚本:ロイ・セットー / シウ・ライキン / ラム・ウェイラン
- 音楽:フランキー・チェン
主要キャスト
- ジェット・リー
ワイ博士役 - 金城武
パオ役 - ロザムンド・クワン
ユンフン役 - ロー・ガーイン
編集長役 - イー・シン
ニーバイ役
個人的な感想 評価
*ネタばれが含まれる可能性があります。
私は評論家ではありません。映画を観たままの個人的な感想です。ご了承ください。
評価: ★☆☆
★★★:何度でも観たい
★★☆:忘れたころに観たい
★☆☆:1回観れば十分
ジェット・リーと金城武の共演ということで期待してDVDを購入しましたが、結果としては失敗でした。全くもって期待外れの映画でした。
まず、ストーリーがごちゃごちゃしており、まとまりがありません。全体的に分かりにくく、非常に退屈に感じてしまいました。アクションなのかコメディなのか、あるいはアドベンチャーなのかといった作品の方向性がはっきりせず、ただのドタバタ劇です。「アジア版インディ・ジョーンズ」などと言われることもありますが、本家と比較すること自体がおこがましいと感じてしまうほどのクオリティです。
特に気になったのは、ストーリーのつながりがあまりに不自然な点です。主人公と助手が女スパイに追い詰められて動けなくなったはずなのに、直後のシーンでは何の説明もなく、逃げた女スパイの前に突然現れたりします。
また、飛行機での移動シーンにも強い違和感があります。外見は一人か二人乗りの小さな複葉機なのですが、機内にはなぜか10人ほどが乗り込んでおり、その狭いはずの空間で激しい戦闘が繰り広げられます。こうした物理的に明らかな矛盾が他にも多々あり、映画への没入感を完全に削いでしまいます。
さらに残念なのが、ジェット・リーの格闘シーンです。ワイヤーアクションや安っぽいCGを多用したことで、彼の持ち味が台無しになっています。リアルで本格的な格闘ができる稀代のスターを、なぜこれほど安っぽく見せてしまったのか、到底理解できません。
加えて、DVDの仕様にも不満が残ります。アスペクト比が4:3の画面に対応した形式になっているようで、16:9のテレビで観ると画面中央に縮小された小さなサイズで表示されます。内容に不満がある映画を、わざわざ見にくい映像で鑑賞しなければならないことが、さらにつまらなさを助長させています。
ジェット・リーと金城武という、アジアを代表する二大スターが出演しているにもかかわらず、驚くほど安っぽい駄作になってしまっていることが、非常に残念な作品でした。


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