個人的評価: ★★★ :何度でも観たい
『丹下左膳 百万両の壺』は、2004年に公開された豊川悦司主演の、アクション・時代劇です。
1935年の山中貞雄監督による時代劇『丹下左膳餘話 百萬両の壺』のリメイク作品です。
隻眼隻腕の剣豪・丹下左膳がひょんなことから孤児の少年「ちょび安」と出会い、百万両の隠し場所が記されている「こけ猿の壺」を巡る騒動に巻き込まれていく人情時代劇です。
- 制作年 :2004年
- 時間 :119 分
- ジャンル:アクション / 時代劇
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あらすじ、 ストーリー、 解説
柳生家に伝わる「こけ猿の壺」には、百万両の隠し場所が記されていた。しかし、その価値を知らぬ藩主・対馬守は、厄介払いとして弟の源三郎にこの壺を譲り渡してしまう。
後に秘密を知った対馬守は、慌てて壺を回収すべく江戸へ追手を差し向ける。しかし、数奇な運命を辿った壺は、いつしか町のゴミ捨て場へと流れ、孤児・ちょび安の手に渡っていた。
一方、江戸の矢場で居候をする隻眼隻腕の剣豪・丹下左膳は、ひょんなことからちょび安と出会う。気の強い女主人・お藤と共に少年の面倒を見る羽目になり、子供嫌いを公言しながらも、図らずも「擬似親子」のような生活を始める左膳たち。
百万両を巡る柳生一族の執念と、ただの古壺と信じて紛失した源三郎の奔走、そして正体を知らぬまま壺を持つ少年。欲と陰謀が渦巻く江戸で、凄腕の剣客・左膳は否応なしに騒動の渦中へと巻き込まれていく。
どんな方におすすめ?
お勧めできる方
- 時代劇が好きな方
- 人情味あふれる物語が好きな方
お勧めできない方
- 1935年のオリジナル版との違いが許せない方
- 時代劇に興味の無い方
- 暴力シーンが苦手な方
スタッフ / キャスト(登場人物)
スタッフ
- 監督:津田豊滋
- 脚本:江戸木純
- 音楽:大谷幸
主要キャスト
- 豊川悦司
丹下左膳 役 - 和久井映見
お藤 役 - 野村宏伸
源三郎 役 - 麻生久美子
萩乃 役 - 武井証(子役)
ちょび安 役 - 金田明夫
柳生対馬守 役 - かつみ♡
茂三 役 - ♡さゆり
ハチ 役 - 渡辺裕之
七兵衛 役 - 豊原功補
用心棒 役
個人的な感想 評価
*ネタばれが含まれる可能性があります。
私は評論家ではありません。映画を観たままの個人的な感想です。ご了承ください。
評価: ★★★
★★★:何度でも観たい
★★☆:忘れたころに観たい
★☆☆:1回観れば十分
この映画のDVDは、予備知識なしで購入した作品の中で「本当に買って良かった」と思える大切な一枚になりました。それまではオリジナル版の存在も、丹下左膳というキャラクターさえも全く知らなかったのです。
実際に観てみると、丹下左膳というキャラクターに一瞬で惚れ込んでしまいました。隻眼隻腕の剣豪という異形の姿、どこか「傾(かぶ)いている」とも言える独特な衣装、そしてその言葉遣い。すべてが新鮮です。特に、相方のお藤さんとの一歩も譲らない駆け引きは最高に楽しく、豊川悦司さんと和久井映見さんがそんな二人を見事に演じきっています。
お藤さんの勝ち気で天邪鬼な性格も魅力的です。「子供嫌い」を公言しながらも、少年と接していく姿には強く惹きつけられます。そんな二人が小さな子供に振り回され、戸惑いながらも見せる「不器用な優しさ」には、思わず胸が熱くなりました。
また、どこかのんびりとしていて、奥方の尻に敷かれている源三郎のキャラクターも、物語に良い味を添えています。迫力ある殺陣はもちろんですが、その根底にあるのは人情味あふれる物語です。オリジナル版(1935年)がどれほど高く評価されていようと、現代の感性で楽しめるこの作品こそが、私にとっての「オリジナル」です。最高に楽しむことができた、私にとってお気に入りの時代劇映画の一作です。


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