個人的評価: ★★★ :何度でも観たい
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』(英題:Mobile Suit Gundam 0080: War in the Pocket)は、1989年に発売された、『機動戦士ガンダム』の「一年戦争」末期を舞台とするシリーズ初のOVA作品です。
全6話構成で、私が購入したものはVol.1とVol.2の2巻構成で販売されたDVDです。
中立コロニーに住む少年アルとジオン軍新兵バーニィの視点から戦争の悲劇を描いた物語です。
- 制作年 :1989年
- 時間 :Vol.1 86 分、Vol.2 96 分
- ジャンル:SF / アクション / アニメ
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あらすじ、 ストーリー、 解説
一年戦争末期、中立を宣言するサイド6のコロニー「リボー」に住む小学生アルは、退屈な日常を飛び出し、戦争という刺激を求めていた。ある日、コロニー内に不時着したジオン軍のザクを発見したアルは、そのパイロットである青年兵バーニィと出会う。
ジオン軍の特殊部隊「サイクロプス隊」は、連邦軍が極秘開発している新型ガンダム「アレックス」を奪取、あるいは破壊する「ルビコン作戦」を開始。バーニィはアルを潜入工作の協力者として利用するが、共に過ごす中で二人の間には奇妙な友情が芽生え始める。
一方、アルの隣家に住む幼馴染の女性クリスは、連邦軍のテストパイロットとして、正体を隠しながらアレックスの調整を続けていた。アル、バーニィ、クリスの三者は、お互いの立場を知らぬまま、クリスマスの訪れとともに戦火の渦へと巻き込まれていく。
作戦の失敗、そしてジオン本国から下された非情な通告。愛する人々やコロニーが危機に瀕する中、新兵であるバーニィは、一人の少年との約束を果たすため、圧倒的な性能差を誇るガンダムとの無謀な戦いを決意する。
全6話構成
- 第1話:戦場までは何マイル?
- 第2話:茶色の瞳に映るもの
- 第3話:虹の果てには?
- 第4話:河を渡って木立を抜けて
- 第5話:嘘だと言ってよ、バーニィ
- 第5話:ポケットの中の戦争
登場モビルスーツ
<連邦>
- アレックス RX-78-NT-1
- アレックス RX-78-NT1-FA
- ジム(寒冷地仕様)RGM-79D
- ジム・コマンド RGM-79G
- ジム・コマンド(宇宙仕様)RGM-79GS
- ジム・スナイパーⅡ RGM-79SP
- ガンキャノン(量産型) RX-77D
- ドランケンE RH-35E
<ジオン>
- ザクⅡ改 MS-06FZ
- ズゴックE MSM-07E
- ハイゴック MSM-03C
- ケンプファー MS-18E
- ゲルググJ(イェーガー) MS-14JG
どんな方におすすめ?
お勧めできる方
- ガンダムシリーズのファン(特に一年戦争が好きな方)
お勧めできない方
- ガンダムに興味がない方
独立した物語ですが、ガンダム特有の設定や用語、背景知識があった方がより深く楽しめるため、全く興味がない場合はハードルが高く感じられる可能性があります。 - アニメに興味がない方
スタッフ / キャスト(登場人物)
スタッフ
- 監督:高山文彦
- 脚本:山賀博之
- 音楽:かしぶち哲郎
主要キャスト
- 浪川大輔
アル役 - 辻谷耕史
バーニィ役 - 林原めぐみ
クリス役
個人的な感想 評価
*ネタばれが含まれる可能性があります。
私は評論家ではありません。映画を観たままの個人的な感想です。ご了承ください。
評価: ★★★
★★★:何度でも観たい
★★☆:忘れたころに観たい
★☆☆:1回観れば十分
私は『機動戦士ガンダム』をリアルタイムで視聴していた世代ですので、この作品が嫌いなはずがありません。特に「ファースト」や『Ζ』に見られるような、兵器としてのリアリズムや重厚な設定を好んでいます。『ΖΖ』で見られたスーパーロボット的な演出よりも、本作のような硬派な世界観に強く惹かれます。
ガンダムシリーズの大きな魅力は、地球連邦軍とジオン公国軍のどちらにも魅力的なキャラクターが存在し、一概にどちらが悪とは言い切れない点にあります。両陣営に深く感情移入できるという、当時としては非常に珍しく画期的な物語でした。
本作『ポケットの中の戦争』では、主にジオン側の視点、そして一般市民である少年アルの目線を通して、戦争の無慈悲さと悲惨さが描かれています。アルやその友人たちは、軍人や戦争を「カッコいいもの」として憧れ、無邪気にその渦中へと関わろうとします。しかし、その先に待っていたのはあまりにも悲痛な結末でした。
特に、最後に明かされるバーニィのビデオメッセージは、今思い出しても涙が溢れます。彼がアルに託した言葉は、作品のテーマである「戦争の虚しさ」を象徴する名シーンだと思います。
ガンダムNT-1アレックスやケンプファー、ザクII改といった、現在も多くのファンに愛される魅力的なモビルスーツが登場する一方で、戦争の本質を問いかけてくる非常に深い物語です。


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