個人的評価: ★★☆ :忘れたころに観たい
『マイアミ・バイス』(原題: Miami Vice)は、2006年に公開されたコリン・ファレルとジェイミー・フォックス主演の、クライム・アクション・サスペンス映画です。
アメリカのテレビシリーズ『特捜刑事マイアミ・バイス』を、映画用としてリメイクした物です。
巨大麻薬組織へ潜入した二人の捜査官が、虚構と現実、そして許されぬ恋の狭間で揺れ動く、硬派でスタイリッシュなクライム・サスペンス映画です。
- 制作年 :2006年
- 時間 :132 分
- ジャンル:アクション / サスペンス
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あらすじ、 ストーリー、 解説
マイアミ警察特捜課(通称:バイス)のソニー・クロケットとリカルド・タブスは、組織犯罪を追う凄腕の潜入捜査官だ。
ある日、FBIの極秘捜査情報が漏洩し、潜入捜査官とその家族が惨殺される事件が発生する。事態を重く見た当局は、まだ顔の割れていないクロケットとタブスを新たな「運び屋」として、巨大麻薬密輸組織への潜入を命じる。
二人は腕利きの運び屋になりすまし、組織の幹部ホセ・イェロに接触。冷酷なリーダー、アルカンヘル・モントーヤが支配する闇の世界へと深く足を踏み入れていく。
潜入捜査の過程で、クロケットは組織の財務を取り仕切る謎めいた美女イザベラと出会う。運命に導かれるように、二人は立場を超えて許されざる恋に落ちてしまう。
一方、タブスは恋人で情報分析官のガートルードと共に、冷静に任務の遂行を目指す。しかし、幹部のイェロは潜入した二人を疑い始め、執拗な監視と罠を仕掛けてくる。虚構と現実、任務と情熱の境界が曖昧になるなか、事態は激しい銃撃戦を予感させる緊迫した局面へと突き進んでいく。
どんな方におすすめ?
お勧めできる方
- クライム(犯罪)・サスペンス映画が好きな方
- 潜入捜査系のストーリーが好きな方
- シリアスな物語が好きな方
お勧めできない方
- 80年代のTVシリーズのファン
パステルカラーのスーツ、軽快なBGM、コミカルな掛け合いといった「明るいマイアミ」を期待すると、その暗くシリアスな作風に落胆する可能性が高い。 - 爽快でわかりやすいアクション映画を求める方
- 暴力シーンが苦手な方
スタッフ / キャスト(登場人物)
スタッフ
- 監督:マイケル・マン
- 脚本:マイケル・マン
- 音楽:ジョン・マーフー
主要キャスト
- コリン・ファレル
ソニー・クロケット役 - ジェイミー・フォックス
リカルド(リコ)・タブス役 - コン・リー
イザベラ役 - エリザベス・ロドリゲス
ジーナ役 - ジョン・オーティス
ホセ・イエロ役
個人的な感想 評価
*ネタばれが含まれる可能性があります。
私は評論家ではありません。映画を観たままの個人的な感想です。ご了承ください。
評価: ★★☆
★★★:何度でも観たい
★★☆:忘れたころに観たい
★☆☆:1回観れば十分
この映画はバディもののように見えますが、本来のバディものとは違います。バディものに特有の「凸凹コンビ」や「コミカルな掛け合い」は一切なく、二人のプロ捜査官がチームとして淡々と任務をこなしていく姿が描かれています。そのため、映画にユーモアを期待すると拍子抜けしてしまうかもしれません。
この映画は麻薬密売組織への潜入捜査がメインであり、全体を通して非常にシリアスな展開が続きます。お互いが疑いを抱く中で、いかにして信用を勝ち取り、逮捕へと誘導していくのか、その緻密な駆け引きが最大の見どころです。
一方で、描写が丁寧であるために、全体的な展開はゆっくりとしています。スピーディーな展開を好む方にとっては、少しつらい作品に感じられるかもしれません。
また、劇中でクロケットが組織側の女性であるイザベラと恋仲になるシーンがあります。物語上の緊張が解ける場面とも言えますが、こうした敵側の女性と深い仲になる展開は、好みが分かれる部分だと思われます。潜入捜査の緊張感を最後まで保ちたいという方からは、不要な展開だと思います。
この映画は派手なアクションやユーモアを売りにした作品ではありません。丁寧でシリアスな展開を楽しみ、独特の雰囲気や映像体験を重視する作品だと思います。


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